第63回代表理事コラム(2009.5.1)

私の旅

日本人海外旅行客数は1980年代後半からの円高の影響もあって急速に増加し、近年は、1,6001,800万人のレベルに達している。(※2007年の資料では、17,294,935人)もともと日本人は、旅行が好きな国民と言われているらしい。海外旅行に出かけるのが好きな人は沢山いる。私もそのひとりで、年に34回程旅行に出掛ける。まだ、現役なので長期という訳にはいかない。34日の旅が中心だ。

最初に海外旅行に行ったのは、遅咲きの花ではないが35歳の時である。知人に誘われサイパンへのゴルフツアーであった。ゴルフを始めたのも35歳、ゴルフデビューと海外旅行デビューのダブルデビューである。ゴルフのスコアはどうだったか覚えていないが、最初のホールでのティーショットで14回空振りした事、サイパン・マフィアらしき連中(足元を見るとサンダル履き)が後ろからボールを打ち込んで来るのでコースを譲った事、後ろでプレーしていた連中が、いつの間にか、我々の前でプレーをしていた事は鮮明に覚えている。キャディが付いていないし、監視もないから好き勝手にプレーしている。タイでは、1組にプレーヤーが7人とか、プレーヤー4人にキャディが8人という経験をしたことがある。1人で何人のキャディを付けてもいいのだ。国によって、色々だ。日本のゴルフ場のマナーの良さは世界一かも・・。

友人とチベット旅行に行ったときのことだ。出発の一カ月前に友人が私に「祐二、チベットは高山だから体力を付けておかんとね。」と九州弁で言って、スポーツジムのチケット10回分をくれた。友人は、ほぼ毎日通っている筋肉マンだ。私は面倒くさいのでジムには行かず、チケットは息子にあげた。旅行当日、チベットの土を踏んで30分くらい過ぎた頃だろうか、友人が「頭が痛い」と言い始めた。酸素ボンベは旅行者にとって必需品らしく、ホテルへ向かう車の中に3本置いてあったが、全てを使用しても友人の症状は回復しない。結局、チベットに居た3日間、友人は高山病で寝ていた。私は二人の美人ガイドとゆっくり観光。体力を付けるのも善し悪しだ。

くだらない事をぐだぐだ書いたが、ロンリープラネットという旅行ガイドブックの創業者である、トニー・ウィラーの言葉に「旅の素晴らしさは、未知のものに出会い、新たな自分を発見すること。そのために、まず旅に出ると決めること。後は恐れず迷わずに出かけること。」

まったく同感だ。私の海外旅行での面白さは、「未知との遭遇」「旨い物を食べる」「安い物を買う」それに「日本人に生まれたことを心から幸福だと思える瞬間がある」ことであろう。ただ、最近は900兆円近い借金がある日本の将来が心配で、日本脱出を真剣に考え始めているが・・・。

海外旅行だからといって、携帯品はほとんど持って行かない。ジーパンひとつにパスポートと金だけだ。それで充分。必要なものがあれば現地調達をもっとうにしている。チェチェン紛争時にモスクワへ行った時は、さすがにジーパンとスニーカーでは、ディスコに入れてもらえなっかたので靴を買いに市内をタクシーで探し廻ったが、店が開いてなくで調達できず、残念だった経験もあるがね。言葉は喋れなくても、英単語を連ねれば十分。中国だけは漢字による筆談が良い、英語はまったく通じない。ホテルは別だが。

                          おしまい

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