よんでみ亭ー136回ー
ふるさとのお社(24)
~番外 ソウルライブ~
「朱蒙(チュモン)は扶余の王の娘と結婚し王の死後、扶余王となり、 後に高句麗を建国した。二児が生まれ長男が沸流(ビリュ)次男が温祚(オンジョ)と呼ばれた。
しかし朱蒙には北扶余にいた頃の腹違いの息子がおり、結局その息子 が朱蒙を訪ねてきて高句麗の太子となったので、沸流と温祚は母とともに10人の家臣と多くの百姓を引連れて高句麗を離れ朝鮮半島を南下した。
二人は漢山に至り国見をするが、ここで兄弟の意見が割れた。百姓の半分を連れた温祚は河南の尉礼(今のソウルあたり)に都を作り、沸流は海浜の弥雛忽(今の仁川あたり)に住みつく。
ところが弥雛忽は湿っぽく水も塩辛かったのでここに移住した百姓は 大変苦労するが、ある時温祚のいる尉礼を訪ねた沸流はそこが豊かに栄えているのを見て自分の不明を恥じ死んでしまった。
初め温祚の建てた国は10人の家臣が協力したので“十斉”といっていたが弥雛忽に住んでいた人々も尉礼に移り多くの民が楽しく従ったので“百済”と改めたのである。(伝紀元1世紀頃)」
その後みなさんお変わりありませんでしょうか?
早いものでもう8月も過ぎて風立ちぬ9月であります。各位お元気でお過ごしですか?
去る8月26日、高松正行君と和泉信吉君の参加するブルースバンド“夕暮算太band”を追っかけてソウルへ行って参りました。
仁川空港から空港鉄道(コンハンチョルド)直通43分でソウル駅着であります。便利ね。
ソウルはよい天気で、漢江遊覧船(ハンガンユランソン)から遠くかすむ市街を眺めればここは香港か、はたまた上海か横浜か・・・。
げに文明は進歩してアジアの大都市は似たり寄ったりとなったのでありましょうか。
ただし、ソウルは美女の街でありました。
なんたって街を闊歩するギャル達はホットパンツ(古いか?)だらけと言っても過言ではございません。目のやり場に困るたァこのこと。うふ。
且つ、色白・小顔・グラマーの所謂ナイスバディでありましてざっと拝見すれば“kara”と“少女時代”ばかりでありました。うふふ、いい季節に訪れたのね・・・。
なれどプチ整形前の素朴な容貌の子も多ございましたのも隠さず御報告いたします。
一方イルボン(にほん)のギャルも非常に多かったのでありました。女性同士の観光がホントに多い。観光名所に行けば必ず一組は隣にいて日本語が聞こえて参ります。これまたホットパンツに生足であります。
畏れ多いことながらつい較べてしまうと、草食系と肉食系の違いでありましょうか、日本人は総体キャシャであります。で姿勢が悪い。韓国の人とはまあ体格負け(男女ともに)してますですね。
でありますが、花の命は短くて、若い時は長くは無い!
絶頂コリアンギャルもあっという間にオモニ(オカン)になるのでありました。どこも一緒ね・・・。
ちゅうことでライブ会場へやってきました。
演奏前のツーショット。
お腹いっぱい焼き肉食べて、しこたま飲んだ後であります。
ノリノリライブ。音楽に国境なし。
ソウルの夜はジャパニーズブルースとともに更けて行ったのでありました。
んで翌日の晩飯であります。
海鮮料理がよかろうとネットでさんざん探しまくった“真味食堂(チンミシクタン)”ちゅう店。
入口で「予約は?」と日本語で聞かれましたが「NO」と言うと、まあしょうがないという感じで中に入れてくれましたが、店内は韓国人でいっぱい。
ヤレヤレと座るや否やバタバタと料理が運ばれてきました。オイオイ何も注文してませんけど・・・。しゃーない、「チョギヨ~(ちょっとォ)、マッコリ、ハナ(1)ね。」
・・あらま、今夜はどこででも漏れ伝わってくる日本語が全く聞こえてきませんね。ヘンな所にあるあるっちゃんこの店。地下鉄(チハチョル)エオゲ駅と孔徳(コンドッ)駅の中間にあります。
さてここのメインは下の写真“カンジャンケジャン”といいます。要するに生!のワタリガニの醤油漬け。
もちろん食感は生っぽくて微妙な味わいであります。にゅるっとクセのある味ね。またたくさん付いてくるオカズの中にある“生!牡蠣のトウガラシ漬け”はこの時期、相当気合い無くしては食べられないに絶妙の一品であります。
最後にミソの入った甲羅にご飯を盛って醤油ダレとまぜまぜしていただきました。
とはいえ同行者は半分も箸が進まず、私も明日の腹具合のことを思い積極的にはフォローできず、うちのテーブルだけかなりの食べ残しにてお会計、二人で〆て59000ウオン(4500円)でありました。
ちなみに料理屋ではマッコリ3合ほどで3000ウオン(230円)。ビール1本4000ウオン(300円)くらいですがコンビニではそれぞれ1000ウオン(75円)くらいでした。酒安~!もっと滞在したかった・・・。
ちゅう事で無事お腹も壊さず、追っかけソウルライブツアーは滞りなく終わりましたが、チョ~駆け足でありましたので落ち着いて観光できなかったのが残念。どうでももう一度は行きたい街でありました。あろうことなら円高なうちにね。
今回は番外ということで次回よりまたレギュラーに戻ります。
改めてよろしくね。
亭主敬白