出張報告(べネチア) 中野陽輔
いつもきれいな写真ありがとう  事務局 2006年9月

イタリアは世界遺産に指定されている所が多く、何度訪れても

その歴史的価値のある芸術や建物に感心するばかり。

私は知らなかったのですが、ベネチアってベニスとも呼ばれるんだそうで、

何だベニスだったら水路が縦横無尽に走ってて007の映画にも出てきたし、

インディジョーンズにも出てきたし、ベニスに死すでも有名だし、

それだったら知ってらぁ、みたいな・・・。

 

ここは町全体が世界遺産に指定されていて綺麗なんだけど、そのせいで

建物なんかも勝手に改造できないらしい。水路があるせいか木の腐食も

早いようで、改修したいけど出来ない不便さもあるようです。

いくら世界遺産と言えども、そんな場所に住むのも考え物だな・・・。

てな分けで、十数万人いた市民もそこを離れて、今や数万人しか住んで

いないらしい。でも、雰囲気のある素敵な町並みです。

ミラノからユーロ・スターという電車に乗って、3時間ほど、

上はベネチア駅前の広場。象さんの像が迎えてくれます。下は、 

橋の上から・・・、まさに水の都ベニス。ちなみに水路の水は海水です。

淡水ではありませんでした。

街には色とりどりの野菜を売っている露店、

 

 

可愛いレストランなどもあります。

 

町自体は小さな町なので、歩いて楽しむ事も十分可能というか、

町中は車が禁止されているので、移動手段は水路のゴンドラや舟と

徒歩しかありません。

下の写真の左側に黄色線の船着場があり、横付けしている舟に乗ります。

バスみたいなもんだと思って下さい。

 

ベニスと言えばゴンドラ、このゴンドラが、可愛くていいです。

 

今回は総勢10人ほどのゴンドラツアーに申し込みました。

一艘5人乗りのゴンドラに二艘に分乗します。

僕は例によって一人だったけれど、ゴンドラに一緒に乗り込んで

きたのが関西から来たという新婚旅行のカップル2!!

一瞬目が点に・・・、降りたくなってしまいました。

たまらんぜ!1艘の舟に50過ぎたおっさん一人と新婚2組の取り合わせ・・・。

あー、寂しい限りというか、何でこんな組み合わせにするの?

どーせ俺は仕事で出張とはいえ、これはないぜ!

みょーに寂しい青く晴れたベニスの空の下、それでも一緒に

ゴンドラに乗り込みます。

 

もう一艘のゴンドラの方には、歌を歌ってくれるオジさんが

乗り込んでくれて(右手に立っている人が歌手?、手前がアコーディオン)

サンタルチア、オーソレミオ等日本人が知っているカンツオーネを

歌ってくれる。おじさん結構良い声で上手い。

 

迷路のように張り巡らされた建物の間の水路を30分ほど

漕いで案内してくれる。途中で別の船ともすれ違う。

 

 

 

 

舟の漕ぎ手は右の船のように白黒の横じまのシャツを着ている。

橋の上を通る人も、舟から聞こえる歌に聞き惚れて足を止める。

なお、ツアーの舟以外はただ漕ぐだけで、歌い手は付かない。

 

 

30分ほどの遊覧を終え、町の中を探検してみる事にした。

この町の中には、バチカン様式の建設で有名なサンマルコ寺院があり、

その前の広場はたくさんの観光客で賑わっている。

このサンマルコ寺院の近辺についてはその2で続編をお伝えします。

 

 

回りを取り囲む建物には色んな店が入っており、映画慕情で

有名になった下の写真のフローレンスというTea Roomも残っている。

 

 

様々な装飾を施したサンマルコ寺院はとても綺麗。

 

 

下はそのサンマルコ寺院である。

 

 

 

中はビザンチン形式の寺院となっている。イスラム文化と

キリスト文化が融合したような面影を残す絵画や装飾がたくさん。

この寺院の隣には旧ベネチア王朝の宮殿があり、現在は博物館

として保存してあります。

と、ここまで来た所で、こちらの仕事が忙しくなり、一旦休筆。

また、時間を見つけて続編を書きます。悪しからず・・・。