2005/12/17    中野陽輔

今年もあと少しで終わり・・・。あっという間に過ぎちゃった。
ということで、オランダへ

出張に行って来ましたが、今回はアムステルダムとキューケンホフ公園の2回に分けて報告します。

オランダって、昔、人口密度が日本と一緒だって学校で習ったように思うけど、違ったかな?

国土も日本に較べても小さそうだし、海抜もゼロメートル以下だと聞いてたし、

何となく狭っくるしい感じかなあと思いきや、ヘーシンクやスケートの名前何ていったっけ、

でかいオランダ人がいたよなあ・・・?(思い出せない、年のせい?)が育っただけに、

何でこれが同じ人口密度の国なのって思えるような土地の広さの余裕を感じました。

現地で勤めている会社の人間によれば、この国は平野ばかりで山がない。日本は山ばっかりで平地が少ない。

よって同じ人口密度でも、オランダの方が広く見えると言うんだ。へー!なるヘソ(古い)。でも、ん?

そんな理屈があるのかな? 納得したようなしないような、まあいいか細かいことに拘らなくても。

で、今回はたまたま飛行機の都合で土曜日に入ったものだから、土日の休みを利用して泊まったホテルの

近く、アムステルダムを歩いてみました。こんな写真を送ると、本当に仕事をしているのかと勘ぐる人が

また出てきますが・・・。

下は、1885年に作られた、ネオゴシック式の国立ミュージアム。中にはレンブラントの

有名な「夜警」や数々の名作が展示されており、入るのにも1時間ほど並ばなくてはなりませんでした。

なぜか、こちらの美術館では中で写真を撮っても怒られない。アメリカのメトロポリタン美術館も

フラッシュを焚かなければ写真撮影はOK。下の絵なんかは正面に掛かってたどっかで見たような絵。

この他にも、フェルメールの「台所女中」など、オランダ美術の重要な作品がありました。

この美術館の回りにはこの他にゴッホ美術館や市立近代美術館など文化施設や花の市、切手市、

ノミの市などが歩いて回れる距離にあり、何故かダイヤモンドの加工所なんかも見ることが出来ます。

ここから、駅の方まで足を伸ばしてみると色々なものが見れて結構暇つぶしになりました。

中には、へー、ここがあの有名な誰もが憧れる場所か等と思う所もありました。

街全体は平野で山はなく海抜以下の部分も多くありますので、坂で息が切れることも無く歩いて回れます。

なんとなく、ベルギーのグランプラを思い出させるような、古い建物に囲まれた広場が

ヨーロッパの各土地にあります。恐らくそういう文化が中世のヨーロッパに存在したのでは

ないでしょうか? ここは、ダム広場と呼ばれ、奥の建物は昔は王宮だったのですが、現在は

迎賓館になっています。馬車で市内観光するのも一つの手です。

市内は海抜が低いせいもあって、運河が網の目のように広がり、運河クル-ズも下の写真の

ような遊覧船に乗って回ることが出来ます。

で、歩いていると、なにやら大きな教会です、アムス最古そして最大の大きさを誇る

「旧教会」と呼ばれる所に出ました。大きすぎて写真に収まらない。

それより驚いたのは、これが建っている所があーの「飾り窓の女」で有名な、

赤線地帯の入口だった事です。教会と飾り窓、まさに、祈りと快楽が交差している。

残念ながら、飾り窓は正面からの撮影は禁止のステッカー。下の写真は脇から

撮ったもので悪いけど、雰囲気だけでも感じ取ってチョ!!

運河沿いに建つ左手のビル群がまさにその「飾り窓」です。2階3階まで開いた大きめの窓は、

よーく見て下さい、中から下着姿の色っぽいお姉さんが外を通る男達を呼び込んでいます。

なに?よく見えない?しょうがないなあ、もう、だから雰囲気だけでもって言ったでしょ! みのるの「よんでみ亭」

ではなくて、これは出張報告ですよあなた、仕事なんだから!仕事。そこら辺ヨロシク・・・。

また、あっち系の店も堂々と店舗を構えていて、ショーウィンドウにも顔が赤らむような・・・。

ここもよく見てみると何やら妖しげな、店内右奥に「笑ひ絵を読む」がありました。

でも、こんなのばかりに時間を割いている暇はありません。

オランダといえば、チューリップと風車のイメージがあります。そこで、チューリップを見に行く事にしました。

では何処に行けば見れるのか、ホテルで貰ったガイドによれば「キューケンホフ公園」が綺麗と書いてある。

どうも列車とバスを乗り継いでいくのが一番良い方法みたい。

ここら辺からが観光旅行と出張の違う所。あらかじめ行く所を決めてそれなりの準備をする旅行と違い、

出張は仕事以外のものは場当たり的な、不意に時間が余ったからみたいな、急な変更により発生する

事が多い。故に、通訳やガイドなどの便利なものは当然ないから、全て自分で済ませなければならない。

駅で切符を買わなきゃならんが、オランタ語は分らん、オランダ語訛りの英語なら何とか聞き取れるかな、

何線に乗ればいいんだろ、迷子になっても何処に連絡したらいいものやら、など色々な思いが頭の中を

駆け巡るが、ま、行ってみよう。ヨーロッパはアメリカに較べると鉄道は整っており、至極便利。

駅前の工事をしていたのが残念でしたが、これがセントラルステーション。

東京駅にも負けないような、中々立派な建物です。


これはその駅前の大通り。人で一杯。

下は、駅前にある聖ニコラス教会。

いつも思うのですが、こんな所は仕事で来ないで、旅行で来たいって思うのです・・・。

次回は、ここから列車に乗って行った「キューケンホフ公園のチューリップ」を新年にお届けしたいと思います。

皆さん良いお年を!!

陽輔